《 ごあいさつ 》
この度は、交換日記教室『はつが』にご関心をお持ちいただき誠にありがとうございます。
色々な事情で学校に行きづらいことで、自分にとっての居場所を失い、「当たり前の日常」を失われた方に、
ご家族様も含め笑顔で過ごせるような温かい居場所をご提供したいと思い立ち上げました。
「日常、何をして過ごせばよいのか」、もやもやした気持ちで過ごす日々が続くことは、とても辛くて苦しいことです。
この状況が続けば続くほど、「健全に生きる気持ち」が消失していきます。
私自身の作業療法士としての経験と病気による入院生活の経験を通じて、
人は、人によって温められるケアや体験が多いほど、回復が早いと実感しました。
「はつが」では、今、「不安な毎日」を過ごされている方に,
安心して生活が送れるように活動したいと思っています。
《 なぜ、交換日記なのか? 》
交換日記???
と、思われますよね。この交換日記には、たくさんの宝石がつまった宝箱のような役割があります。
例えば、
○会話が増える
○お子様が何を考えているのかわかるようになる
○お子様が周囲に関心をもち、家庭学習ができるようになる
○将来、幸せに生きるための学力が向上する
○毎日の生活がイキイキしてくる
○交換日記を通じてお子様の想いや考えを知ることができ、保護者様にとっては、目に見える支えができる
○保護者様がお子様にどのような声をかけたらよいのか悩まなくなり、リラックスしてお子様に声をかけやすくなる
この交換日記教室では、お子様に日々の想いを書いてもらうのではなく、
好きなゲーム・テレビ番組・好きなアイドルなど興味があることについてのみ、作文(文章)を書いていただきます。
作文(文章)の指導は、もちろん「はつが」が行います。
保護者さまには、お子様が書いた作文(文章)に、温かいコメントのみを
添えて頂きます。このやり取り(繰り返し)がまさに、交換日記となります。
この繰り返しを半年ぐらい続けていくと、お子様との関係性に変化があらわれ始めます。
お子様が、保護者様からのコメントを読み続けていくことで、「自分は、保護者さまに大切にされている」、
「今の自分は保護者様から認められている」と、今まで以上に強く感じられるようになり、お子様は、保護者様に
色々と話を聞いてほしくなります。そのため、親子の会話がしやすくなり家族のみんながリラックスして過ごせるようになります。
《 交換日記だからできること 》
作文には、口には出せなかったけれど、心のなかで思ったことが書かれています。
書かなければ誰にも言うことがなかった感想や、
心の中のひとりごと、心の中だけのつぶやきを知ることで、お子様の本当の気持ちを理解しやすくなります。